偶然から始まった、フレキシブルな家族の未来に対応できる家 / Comfortable Apartment

リノベーション事業部

のびのび過ごす心地よい家 – マンション リノベーション

住宅リノベーション(仙台市青葉区)

まるでカフェにいるかのようなくつろぎの空間。
ワイドスパンの間取りだからこそ実現できる、ゆとりあるお住まいです。こだわり抜いて選んだ質感の異なるタイルは、水まわりや玄関に惜しみなく採用。バランスのとれた配色や壁紙、空間にしっくりなじむ照明など、ご家族様の「好き」が随所に見られるリノベーションとなりました。

施工面積 83.14㎡
間取り  3SLDK

設計デザイン:菊地悠介(株式会社N’s Create.)

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https://r-sendai.com/works/comfortable_house/

偶然から始まった、 フレキシブルな家族の未来に対応できる家

東京から仙台に引越しをし、お子さまが生まれ、少し慣れてきたところで家を探す。そんなオーナー様との偶然の出会いは、“とても良い家になるだろうな”という予感とともに訪れたとのこと。家族の成長とともに住まい方も変えられる、未来の家族にもフレキシブルに対応できる家の設計担当者にお話を伺いました。 (■インタビュイー:菊地)

◎お客様との出会いのきっかけは?

「たまたまショールームの前を歩いていたお客様が、立ち止まって覗いてくださったとき、弊社スタッフがお声をかけさせていただいたのが出会いでした。“たまたま(偶然)”からのスタートでしたが、早いスピードで物件が決まり、リノベーションへと話が進んでいきました。」
そんなオーナー様は、お子さまが1歳になったことをきっかけに、定住の場所を探し始めていたところでした。

◎はじめお客さまからはどういったことをご依頼いただいたのか?

「お子様がおひとりいらっしゃって、ご主人はご自宅でお仕事をされるエンジニアさんでした。そのため、家族構成が変わっても対応できる間取りにしたい、ワークスペースが欲しいというのがご要望でした。」

Q. どのようにプランニングをすすめたのでしょうか?
「未来の家族構成をイメージしながらプランニングしたのですが、空間は限られているので、ご主人のワークスペースを、ゲストルームや将来の子供部屋として使えるようなデザインにしています。オーダーがはっきりされているご夫婦でしたので、お気に入りのカフェの写真を共有していただきながら、内装のイメージをかためていきました。」

◎どんなことを考えてプロジェクトを進めた?

「一番は、フリースペースをどう作るかを考えました。ご夫婦が取り入れたいアイテムや好きな色味が決まっていたので、素材の選定は、最初から詳細に詰めていきましたね。タイルひとつでも、少しずつ色味が違うものをサンプルとして提示して、先に決めていくようにしました。」

Q.お客様のご要望通りにすべて選んでいくことができたのでしょうか?
「法規上使用できない素材があったり、場所によってはイメージ通りにうまく映えなかったりするのもありました。そのため、お客様のイメージに近いものや興味を持ってもらえそうなものを提案することもありました。“タイルをご希望されていても、汚れやすいところなのでこちらの素材のほうが掃除をしやすいですよ”など、機能と合わせてデザインを提案することを心がけました。」

Q.提案する際には、設計士として自分のエッセンスを入れようといった思いはあるのですか?
「“こちらのほうが良いのでは?”といった提案はしているため、自分の“好き”に直結しているのかもしれませんが…
提案する際は、コンシェルジュのようなアテンドを心がけています。もちろん、お客様の好みを把握した上で、お客様と別の視点のお話をさせていただくこともあります。」

選択肢が増えれば迷うように感じるのですが…
「そうですね、お客様を見ながら提案の内容や選択肢の数は決めています。イメージ写真が同じパターンの場合は希望が固まっているということなので、それに近づけた提案をします。部分ごとにイメージが違ったり色味が違ったりする場合は、いろんな視点で考えながら提案していき、ふるいにかけてイメージをしぼっていきます。」

さまざまな知識・経験・手法を用いて、“お客様にとってより良い空間”を導き出してくれているのですね!

◎印象的だったエピソードや記憶に残っていることを教えてください。

「現場で、お客様が大工さんとも話をしていただいていたのが印象的でした。物件の構造や建築基準法などがあり、打ち合わせで決めることが難しい部分も、現場で大工さんと話をすることでクリアになることも多かったです。
作り手の意見も交えつつ家づくりができたこと、“あの大工さんが対応してくれた”と人が見えたことで完成物件に対する満足度が上がったように感じます」
設計士もプロですが、大工も現場のプロ。職人として、多くの経験や技術を持っています。プロの意見をかけ合わせることで、より良い家づくりにつながるように思います。

◎お引き渡し後の関わり方や何かエピソードがあれば教えてください。

「お引き渡しさせていただいた物件に満足していただき、“リノベ経験者”としてセミナーにご登壇いただいたことがありました。経験者の生の声なので信ぴょう性があって、私どもが話をするよりもお客様に届くと思いますし、リノベーションを熱く語ってくださる姿が嬉しかったです。」

ほかの方にリノベーションをおすすめしてくださるということは、それだけ満足していただけているということ。満足度の高いリノベーション住宅を作り上げた経験者の声は、これからリノベーションを行う方にとっても参考になるでしょう。

◎お客様へのメッセージ

「家族構成が変わったり、生活スタイルが変わったりしても対応できる、フレキシブルで飽きない空間にできたと思っています。変化に対応してより良い住まいに変えていけるご夫婦だと思っているので、ご家族や住まいに変化があったときにまたお話を聞かせていただきたいと思います。」
住宅をつくって終わりではなく、生活とともにアレンジしていく。それもまた、リノベーションの楽しみ方のひとつかもしれません。